イベント
ぶんだら節
8月の初めの土日に開催される和歌山を代表する祭り。荒海に乗り出す江戸中期の豪商・紀伊国屋文左衛門の意気と壮挙をイメージしその名にちなんで「ぶんだら」と名付けられたそうです。文左衛門を何度も繰り返して言ううちに「ぶんだら」が出てきた、という一説もあります。黒潮洗う南国紀州の美しさと豪快さを連想させると同時に、躍動力のある民謡です。このおどりは、昭和44年に市政80周年を記念して作られました。郷土芸能の育成・市民相互の連帯意識・郷土愛護観念などを願い、誕生したのが紀州おどりです。毎年10万人を越える人出で賑わいます。
神倉神社の火祭り
熊野地方に春を呼ぶ火祭り、神倉神社の「お燈まつり」は毎年2月6日夜、行われます。熊野年代記には、西暦574年(敏達天皇3年)正月二日に神倉山が光を放ち、翌年正月六日夜、神倉火祭り始まると記されており、歴史ある炎のみそぎ神事で県無形文化財に指定されています。ここを舞台に、2000人前後の上り子が、白装束に荒縄を胴に巻いたいでたちで、五角錐の松明に御神火を受け、一年の家内安全などを祈願します。
淡嶋神社の雛流し
和歌山県和歌山市加太にある神社である。全国にある淡嶋神社・粟島神社・淡路神社の総本社である。少彦名命(すくなひこなのみこと)、大己貴命(おほなむじのみこと)、息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)(神功皇后)を祀る。2月8日の針祭、3月3日のひな流しでなどでも有名だが、特筆すべきはに境内一円に奉納された2万体ともいわれる無数の人形であり、その様はひとえに壮観である。